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エリア特集2017-03-15

おおるりファームの有機栽培はつらいよ♪
#010 本当は誰でも農薬不使用の野菜を食べたい

有機栽培に取り組む日本の農家は0.4%と、ヨーロッパ(40%以上)に較べて圧倒的に少ない。町田市小山町で、遊休農地を活用した無農薬野菜の栽培に取り組む「おおるりファーム」の青木瑠璃さんが、日々の奮闘と収穫の喜びを伝える連載コラム。

#010 本当は誰でも農薬不使用の野菜を食べたい

前回まで、農業にまつわる負の側面をお伝えしてきました。日本の農業は、売れるためにはお客様に向けて美しい野菜を出荷したい。だから農薬は欠かせない。しかしながら、農家が自家消費する野菜は農薬が怖いので、農薬を使用していない野菜を別の場所で作っています。

欧米を賛美するつもりもありませんが、日本は有機野菜後進国であり、フランスやアメリカでは有機農産物流通が40パーセント以上です。さらにフランスでは、有機農家に対する助成金制度があり、スーパーにて既存の野菜とあまり変わらない価格にて購入できるので手軽に手に入れることが出来ます。さらに面白いことは、フランスでは規格外の野菜を農家が捨てると罰則があります。ですのでフランスでは常に規格外の野菜を格安で国民が買えるシステムになっています。

さて、日本の現状について皆様がテレビで良くみる光景があると思います。今年は低温でキャベツが少し紫色になりJAに出荷できないので、すべてトラクターで潰します、、とか、私も作っていますピーマンの仲間の甘長でも少しだけ紫色(痛んでいるわけではなく、少しのストレスによるナスと同じ色素です)なだけで、JAでは出荷停止です。小松菜におきましては、少しの虫の穴があるだけで出荷停止になってしまうということです。

そうであれば、たくさん農薬を撒いて規格に合う野菜を頑張って作ろうという風になるのは当たり前です。反対に有機農産物を作ろうとする努力が、日本で起こっていることは稀です。九州など一部のJAが主導して有機農産物を作る方向にはあります。ただ、一般に流通するにはまだまだ量が足りません。

そこで、今日私が提案したいのは農家に頼らず、皆が少しづつ野菜を生産出来るようになればいいとの案です。ドイツには、クラインガルデンという家庭菜園が都会にもあり、自家消費用の野菜を生産しています。これの良いところは、まさか自分が食べる野菜にドクロマークのついた劇薬と書かれた農薬をまかないでしょうし、万が一虫がたくさん付いていても、自分が作ったので、水に沈めて虫を取り除く努力をしてでも食べるでしょうと思うからです。

それもできないほど多忙な方は、おおるりファームの野菜を食べてくださいね!
畑で1日遊べて、採った野菜で料理できます、おおるりファームの旅です~~

おおるりファームの野菜セット(冬)

前回のコラム→#009 信じていたものに裏切られました

【プロフィール】
都内では初となる農地あっせん事業(農地利用集積円滑化事業)が町田市で始まったことを機に、世田谷区からの移転を決意。農業研修を受け、それぞれイラストレーター、デザイナーから農業の道に飛び込んだ。農薬と化学肥料を使わずに野菜を育てることにこだわり、東京都が認める「エコ100」を取得している。ウェブサイト

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