ヒマラヤ辺境の現代の暮らしを描いた映画「懐かしい未来」-町田で上映

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 地域通貨グループ「まちだ大福帳」は4月13日、町田市民文学館(町田市原町田4)で映画「懐かしい未来」の上映とワークショップを行う。

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 「懐かしい未来」の舞台はヒマラヤ山脈の西側、インドの最北部のジャムー・カシミール州の一部をなしているラダック。4,000メートル前後の高地で、降水量は年間100ミリほどの砂漠地帯。チベット仏教があつく信仰され、倹約と助け合いの伝統や、環境に対する地域特有の知識を培うことで、豊かでたくましい暮らしが営まれている。

 同映画は「International Society for Ecology and Culture(エコロジーと文化のための国際協会)」が制作。ラダックの伝統的な社会と、そこに襲いかかった近代化の波の影響で、人々の暮らしがここ20年の間に急速に変化していく様子を描く。ラダックのエコロジーセンターで毎年夏に上映され、同地を訪れた観光客は「ラダックの未来」や「自分たちの社会とライフスタイル」などを話し合うという。NPO法人「開発と未来工房」が、「日本の人たちにもこのメッセージを伝えたいと思い」日本語版を制作した。

 同企画では、映画観賞後にワークショップを行い、「日本に生きる私たちが、『何を失い』『今どこに立っているか』を客観的に考える」という。ファシリテーターは東京学芸大学教職大学院の成田喜一郎教授。ワークショックに併せて、ラダックに暮らす住民を招いて話を聞く。

 町田大福帳の今井さんは「『当たり前』になっている自分の身の回りの出来事も、環境の違う異文化社会『ラダック』を通してみると、不思議と客観的に見ることができるようになる。『この状態から抜け出す』ヒントを与えてくれる」と期待する。

 上映は13時40分から。参加費は500円または地域通貨500花。事前の申し込みが必要。

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