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町田の文学館で「赤川次郎」展-原稿やカバー原画など200点

赤川次郎さん近影 ©タカオカ邦彦

赤川次郎さん近影 ©タカオカ邦彦

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 赤川次郎さんの作家活動の軌跡をたどる展覧会「赤川次郎展~三毛猫ホームズから愛をこめて」が現在、町田市民文学館ことばらんど(町田市原町田4、TEL 042-739-3420)で開かれている。

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 赤川さんは1976(昭和51)年、「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞で作家デビュー。これまでに軽妙なユーモア・ミステリー約560冊を発表している。人気シリーズ「三毛猫ホームズ」は35年続き、「セーラー服と機関銃」「探偵物語」など映像化・舞台化された作品も多い。

 「町田ゆかりの作家・赤川さんを取り上げる、初めての本格的な展覧会」(同文学館)という同展。町田市に住んでいた1987(昭和62)年からの9年間は、1年に最高23冊もの作品を刊行し、現在でも月平均10本もの連載を抱えている人気作家の軌跡を、「三毛猫ホームズの推理」の原稿をはじめとする膨大な「手書き」原稿、人気シリーズのカバー原画など約200点で振り返る。「作家・赤川次郎」誕生前の資料も初公開し、現在の旺盛な執筆活動の源泉をたどる。

 「こうあってほしいという人間の姿を作品の中で書きたいという姿勢を貫く赤川さんの作品は、極上のエンターテインメントであるだけでなく、主人公とともに読者自身が成長でき、時を経ても古びない普遍性を持っている」と企画担当者。「当展を通じて多くの方々に、作品に込められたメッセージを届けることができれば」とも。

 関連イベントとして、赤川さんの講演会、三毛猫ホームズの挿絵ワークショップ、コンサートなどを予定する。

 観覧時間は10時~17時。月曜と11月14日、12月12日は休館。観覧料は、一般400円、65歳以上・大学生200円、高校生以下は無料(10月27日、11月3日、12月23日は入場無料) 。講演会、ワークショップ、コンサートは事前申し込みが必要。詳細はイベントホームページに掲載。12月23日まで。

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