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相模原発・段ボールの知育机・椅子、「神奈川なでしこブランド」認定商品に

開発に関わった本道千波さん(写真左)、西出英子さん

開発に関わった本道千波さん(写真左)、西出英子さん

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 ダンボール製の知育机・椅子「おべんきょうごっこ」が、1月30日に発表された「第1回神奈川なでしこブランド」の認定商品に選ばれた。製造・販売は株式会社東鈴紙器(相模原市中央区小町通2)。

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 昨年4月に発売された同商品は、机、椅子ともに道具不要で簡単に組み立てられるのが特徴。椅子は背もたれが高く後ろに倒れにくい設計。机は引き出しが左右に2つあり、子どもの「開けたい」「何かをしまいたい」という好奇心を刺激するという。100%段ボールのため、乳幼児がけがをする可能性が低く、再生可能な資源ごみとして廃棄できる。専門家によると「足の裏がしっかり床につく椅子に座った子どもは食事中のかむ回数が増え、顎と脳の発達に良い」という。対象年齢は6カ月~2歳。セット価格は3,990円。

 同商品の担当チームは4人(女性2人、男性2人)で、女性社員の西出英子さんと本道千波さんが女性目線でアイデアを出し、男性社員の現実的な目線と合わせて完成させたという。発案者の西出英子さんは友人との話がきっかけだった。「机が段ボールだったら、リサイクルできて、処分が簡単で、落書きされても構わなくて、良い点ばかりだと気付いた」と振り返る。「ここに座る事が楽しいと子供が感じてくれたら」とも。

 机のサイズは幅46センチ×高さ30センチ×奥行き24センチ。耐荷重30キロ。椅子は幅36センチ×高さ36センチ×奥行き26センチ。耐荷重100キロ。ブルー、ピンク、イエローの3色あり、現在は直販のサイトのみで扱っている。段ボール製商品のラインアップとして今後、「ゆりかご」「おもちゃ箱」などの発売を予定。

 「神奈川なでしこブランド」は、女性の潜在力を広く理解してもらうため、女性が開発に携わり、女性の貢献度が高く、良い商品を神奈川県が認定している。

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