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SC相模原、長野と引き分け-「高原効果」で観客増

母の日企画で選手は母子と手を繋いで入場した

母の日企画で選手は母子と手を繋いで入場した

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 明治安田生命J3リーグ第11節が5月11日、相模原ギオンスタジアムで行われ、ホームのSC相模原はAC長野パルセイロと2対2で引き分けた。観客数は今シーズン最多の4258人。

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 前節の盛岡戦では接戦を制し、再び白星を先行させた相模原。勝ち点16で5位まで浮上している。長野は昨シーズンのJFLチャンピオンチーム。3連勝中で勝ち点19の3位。

 試合は前半23分、相模原の菅野哲也選手のコーナーキックをウェズレイ選手が頭で合わせて先制するも、長野・宇野沢祐次選手の2ゴールで逆転される。このまま終了かと誰もが思い始めた85分、相手DFのこぼれ球を高原直泰選手が豪快に右足を振り抜き、同点に追いついて試合終了。長野は22本ものコーナーキックを生かせなかった。

 試合後、「母の日」の企画でお母さんファンから高原選手がインタビューを受けた。自分の母親に一言を求められると、「こんな丈夫な身体に生んでくれてありがとう」と照れながら答えた。

 相模原の木村哲昌監督は「ホームで勝ち点3がほしかったが、劣勢の中で最後に追いつけたことは次に繋がると思う」と振り返った。年間試合の三分の一が終了した感想として「チームには働いている選手が多く、キャンプもなく、大雪の影響、キャプテン佐野裕哉の交通事故などいろいろとあったが、選手は一つにまとまってきている。高原もコンディションが上がり、上位相手でも攻撃的なサッカーができる。残り20分の動きと守備が課題。できれば失点ゼロ、最低でも1点に抑えなければ」と話した。

 相模原の平均入場者数は長野に次ぐ3322人。高原選手が加入した5節以降はコンスタントに3000人以上を集めている。広報担当者は「認知度が上がり、多くの市民に足を運んでいただいている。今日は今シーズン最高記録を更新した。確実に効果が出ている」と話す。

 SC相模原の次のホームゲームは6月1日、FC琉球と対戦する。

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