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相原の小さなワインバー1周年 地元に密着し、人気店に

永田友浩社長

永田友浩社長

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 ワインバー「マルクウク」(町田市相原町)が3月30日、オープン1周年を迎えた。運営は、飲食業を手掛けるミトライフデザイン(相模原市緑区)。

店内の様子

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 同社が橋本駅周辺で運営する、自然食カフェ「こたつ」、ワインバル「ナナフク」に次ぐ3店舗目。美大生が運営していた「スローボートカフェ」が撤退して1年ほど空いていたテナントの内装を完全に作り変えて出店した。店名には、「酔っ払って、丸く浮く」という意味を込めた。店舗面積は約10坪。席数はカウンター7席、テーブル4席の計11席。ワインセラーを備える。

 出店の経緯について、永田友浩社長は「夫婦ふたりで切り盛りできる規模の店をやりたかった。相原への出店は多くの人から反対されたが、昔のまま、時間が止まったような街の雰囲気がおもしろいと思った」と振り返る。

 「相原の店でワインを飲む人はいない」とまで言われたというが、現在、週4日の営業で常連客を中心に満席の日が多いという。客層の年齢は40~60代とやや高く、大学生は少ないという。

 ワインは、赤と白それぞれ7種類、スパークリングワイン1種類の計15種類をグラス(700円)で提供する。ボトルは3,000円代~5,000円代が中心。客の好みを把握して仕入れることで売り切るという。フードは、生ハムの盛り合わせ(800円)、チーズ盛り合わせ(700円、1,000円)、アヒージョ(800円)、胸肉ロースト(1,380円)、パスタ各種(800円)など。客単価は3,000円。

 「地元の人がこれだけ来てくれるとは思わなかったし、橋本や八王子からの来店者がいることに地元の人は驚いている。居酒屋が数軒あるだけの相原でワインの店が認知されたのでは」と永田さん。

 営業時間は17時30分~0時。水曜~土曜に営業。

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