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町田で認知症サミット 企業らが先進的取り組みを紹介

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 「認知症の人にやさしいまち」の実現に取り組む企業、医療福祉関係者、地域団体と認知症当事者が集まる「まちだDサミット」が11月24日、桜美林大学町田キャンパス(町田市常盤町)で開かれる。

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 町田市は2016年、認知症(dementia)になっても街で友人と交流できて、地域や社会に貢献できる仕事があるまちづくりを目指して、ビジョン「認知症フレンドリーコミュニティまちだ」を作成。現在認知症である「私」、これから認知症になりうる「私」が目指すべき地域のあり方を16の文章にまとめた。

 その後、認知症の人が気軽に集まれる場や地域の人とつながる場「認知症カフェ」が18カ所に増えたほか、 認知症の人たちが働く場づくりをするデイサービス、仕事のシェアを考える「D活ワークショップ」、「注文をまちがえるカフェ」、「認知症の人にやさしい図書館」など様々な取り組みが展開している。

 午前の基調講演では、39歳でアルツハイマー型認知症と診断された丹野智文さんが登壇。「認知症の当事者が考える認知症の人にやさしいまちとは」をテーマに据えて話すほか、市内で活躍する認知症当事者によるパネルディスカッションを予定する。

 午後はテーマ別セッション。しごと、書店、病院、交通、デザイン、見守り、カフェ、金融、テクノロジーの9テーマに分かれて、企業や団体が認知症当事者と議論する。

 登壇者は、しごと=NPO法人町田市つながりの開理事長 前田隆行さん、書店=日本放送協会ディレクター 平田知弘さん、病院=鶴川サナトリウム病院医療相談室ソーシャルワーカー 村山秀人さん、交通=交通エコロジー・モビリティ財団 松原淳さん、デザイン=メディヴァ代表取締役 大石佳能子さん、見守り=桜美林大学大学院老年学研究科長教授 芳賀博さん、カフェ=スターバックスコーヒージャパン・ストアマネージャー 林健二さん、金融=原町田六郵便局局長 杉山勲さん、テクノロジー=富士通研究所R&D戦略本部シニアマネージャー 岡田誠さん。

 開催時間は10時~17時。入場無料。参加申込みは、イベントサイトと町田市高齢者福祉課地域支援係(TEL 042-724-2140)で受け付ける。

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