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小田急町田店で竹のクリスマスオブジェ点灯 桜美林大生が制作

クリスマスオブジェの最終仕上げをした桜美林大の学生と田中教授(右)

クリスマスオブジェの最終仕上げをした桜美林大の学生と田中教授(右)

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 小田急百貨店町田店の9階レストラン街で12月1日、クリスマスオブジェの展示が始まった。

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 オブジェの制作には、地元の桜美林大学芸術文化学群の学生14人が授業として参加。生態系バランスに影響を及ぼす「竹害」対策を兼ね、市内の竹林で200本を採取することからスタート。輪切りの竹に着色した1000点以上のパーツでつくったメリーゴーランドや観覧車などの乗り物をイメージしたオブジェにLEDイルミネーションをほどこして、きらびやかなウィンターワンダーランド(移動遊園地)を表現した。

 制作に関わった学生は「イルミネーションと竹の融合は難しい挑戦だった。カラフルな色彩を取り入れて、かわいらしさ、やさしさが表現できたと思う」「コロナ禍で個人制作が多かったため、今回、みんなで作業できて楽しかった」などと笑顔を見せる。指導した田中敬一教授は「リアルの現場で実作し、社会人の評価を受ける経験は学生にとって貴重。準備をして臨みつつも、設置作業中に浮かんだアイデアを取り入れるなどして、よりよいものになった」と話す。

 百貨店の担当者は「コロナ禍で外出自粛が続いたが、クリスマスでは当店が街のセントラルスポットの役割を果たし、ウィンターワンダーランドのような楽しさやワクワク感を発信したいと考えた。その期待に応えていただき、学生の皆さんの思いがこもったオブジェになった」と話す。

 展示期間は12月25日まで。

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