ブックオフ、古本買い取りで開発途上国に図書館建設-教育NGOと連携

ルームトゥリードで建設した図書館

ルームトゥリードで建設した図書館

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 ブックオフコーポレーション(相模原市古淵2)は8月1日より、直営店・加盟店を含む国内グループ全店で、本・CD・衣料品などの買い取り総数量に応じて、開発途上国に図書館を建てる「BOOKS TO THE PEOPLE~人には本がいる。~」プロジェクトを実施している。

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 プロジェクトは、ブックオフグループ全店の期間中の買い取り総数量に応じて、途上国への教育支援を行うNGO「Room to Read(ルームトゥリード)」にブックオフが寄付を行うもの。同NGOは図書館や図書室を必要としている地域を選定し、現地コミュニティーと共同して子どもたちが本を読める環境を整える。

 同NGOのプログラムでは、約190万円(19,000ドル)で図書館1館、約40万円(4,000ドル)で図書室1室をつくることができる。買い取り数量で換算した場合、約600万点で図書館1館、約120万点で図書室1室を開設でき、前年と同程度の買い取りの場合、アジアの開発途上国に図書館3館と図書室13室が開設できる見込み。寄付金はブックオフが負担し、買い取り金額は減額しない。プロジェクトの実施期間は8月31日まで。

 ルームトゥリードは1999年、当時マイクロソフト社のエグゼクティブだったジョン・ウッドさんが設立。活動の成果や支出の内訳を詳細な数字で管理し、人件費などの運営コストを抑え、実際の活動に最大限の投資をするなど、慈善活動に関して「ビジネス」の考え方を取り入れている点が同団体の特徴。

 ブックオフコーポレーションは昨年5月より、「宅本便」を使うことで同NGOへの賛同者が同組織に寄付できるサービスを開始。累計の利用者数は、今年6月までの実績で延べ591人となっている。

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