小説の世界観をテーマにした企画展-町田のセレクトショップで

小説「海を抱いたビー玉」

小説「海を抱いたビー玉」

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 アーティスト作品のセレクトショップ「Velas(ヴェラス)」(町田市原町田4、TEL 042-710-2680)は10月9日~12月29日、「小説『海を抱いたビー玉』の世界展」を開催している。

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 同作品は、運転手の親子に愛されて「心」を持ったボンネットバス「いすゞBX341」と、手にした者に勇気を与える不思議なビー玉が、運命に導かれ旅をしていくファンタジー。1967年の瀬戸内に浮かぶ大三島から、広島県・福山を経由して、大震災に見舞われた新潟県山古志村での2005年までを舞台に38年の長い歳月をつづる。

 登場人物・地名・会社名のほとんどが実在し、ほとんどのエピソードが事実に基づく。八重洲ブックセンター本店集計のフィクション部門ベストセラー・ランキング(8月26日~9月1日)では5位を記録した。

 同展は、著者の森沢明夫さんが彫金アーティスト「Gimmel Garden(ギメルガーデン)」に「発売記念限定コラボ商品」の制作を依頼したことがきっかけとなり、同店の小池俊輔社長が森沢さんや小説に登場した実在の人々に呼びかけて実現した。

 期間中、オリジナル・アクセサリー「海を抱いたビー玉」(Gimmel Garden制作、12,800円)、「いすゞBX341」トミカ限定ミニカー(1,050円)、限定Tシャツ(1,260円)、物語に登場した「コカリナ」(日本コカリナ協会認定品、5,500円)、物語のイメージソングを含むシンガーソングライター川久保秀一さんのアルバム「マイルストーン」(2,100円)などの関連アイテムを展示・販売する。

 同展について、小池さんは「この小説の中で、少年たち、いすゞBX341、少年の心を持った魅力的な大人達が『生きる』『大切にする』『育む』『あきらめない』ことの大切さと人生の素晴らしさを優しく語りかける。『人と人』『人とモノ』の結びつきを大切にする心は、手作り一点モノを扱う当店のコンセプトとも通じる。この物語を少しでも多くの方に伝えたい」と話している。

 営業時間は11時~20時。水曜・第3木曜定休。11月10日15時から、森沢さんのサイン会、川久保さんとコカリナ協会のミニライブが行われる。

ヴェラス

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