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「東京クラシック」町田が東京Vとの激戦制す 3カ月ぶりのホーム白星

2得点の中村祐也選手(左)

2得点の中村祐也選手(左)

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 J2リーグ第34節、FC町田ゼルビアは東京ヴェルディに2対1で勝利した。入場者数は5016人。

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 古くから育成年代の実績がある町田と東京Vが対戦する「東京クラシック」。両クラブの歴代ユニフォーム展示やスクール生対抗戦などで雰囲気を盛り上げる。東京Vのサポーターが多数応援に駆け付け、熱い応援合戦を繰り広げるなかでキックオフ。

 先制したのは町田。前半8分、FW仲川輝人選手のクロスをMF中村祐也選手がヘディングシュート。幸先の良いスタートを切った町田だったが、26分、DFカルフィン・ヨンアピン選手が2枚のイエローカードで退場。1人少なくなった町田は東京Vに押し込まれるも、41分、MF谷澤達也選手が得たコーナーキックを再び中村選手が頭で合わせて追加点。中村選手はその後、足の負傷で退くも、2対0で試合を折り返す。

 「相手の人数が多くてもベースの部分でやることは変えないように」(相馬直樹監督)という指示通り、後半も町田は公式戦では試したことがないというディフェンス陣の起用ながら、10人とは思えないプレーで時折、相手ゴールをおびやかす。しかし、後半23分、ゴール前の混戦からDF平智広選手に押し込まれ、2対1に。

 それでもアディショナルタイムにGKが攻撃参加するなどの東京Vの猛攻を耐えた町田が7月10日以来、3カ月弱、6試合ぶりのホーム白星。順位を1つ上げて7位につけた。「魂のこもったプレーを見せることができた」とキャプテンのリ・ハンジェ選手。

 「いい形での勝利をサポーターと分かち合うことができた。選手一人ひとりがちょっとずつ多く走って、おつりがくるくらい頑張ってくれた」と相馬監督。

 次のホームゲームは10月16日、ロアッソ熊本と対戦する。

 町田と東京Vは、ともに古くから育成年代の実績があり、日本クラブユース選手権(U-15)では1988(昭和63)年度と1989(平成1)年度に決勝戦で激突。東京都のレベルの高さを全国に発信した。「東京クラシック」は、ともにホームタウンのある東京都という面と、伝統の一戦を再現し、続けていこうという思いから、伝統的=クラシックを合わせて命名されている。

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