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町田ゼルビア、松本山雅との激戦制す J2ホーム最終戦で大金星

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 J2リーグ第41節、FC町田ゼルビアは松本山雅FCに2対1で勝利し、今季のホーム最終戦を締めくくった。

活躍した谷澤達也選手

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 JFL時代から熱い戦いを繰り広げてきたJ2同期昇格組。その後、町田はJ3降格、松本はJ1に昇格しビッグクラブへ、と大きな差が開いたが、4年ぶりに野津田で顔を合わせた。対戦成績は、JFLで3勝1敗、J2で0勝3敗。

 試合前日、町田は相馬直樹監督の来季続投を発表。相馬ゼルビアは目標のJ2リーグ残留を達成したうえ、「予想以上の成果を挙げてくれた」(下川浩之社長)という現在7位につけている。一方、松本は2位でJ1自動昇格を狙えるポジション。注目カードのチケットは前売り完売、ホーム開幕のセレッソ大阪戦に次ぐ9519人が入場した。

 7月下旬以降は無敗で3連勝中、優勝が見えてきて勢いに乗る松本が主導権を握ると思われたが、先制したのは町田。攻守の素早い切り替えから、MF谷澤達也選手のクロスをMF中村祐也選手がファーサイドで合わせるとボールはディフェンダーに当たってゴールイン。さらに町田は惜しいシュートを2度クロスバーに弾かれるも、終了間際、谷澤選手が左サイドから相手DFをかわしてクロスを上げるとFW中島裕希選手がファーサイドで折り返す。これを中央でFW仲川輝人選手が押し込み、町田が2点リードして、試合を折り返す。

 後半は、松本の猛攻に防戦一方。DFカルフィン・ヨンアピン選手の体を張ったディフェンスなどで耐えるも、66分、FW高崎寛之選手に強烈なシュートを決められて1点差。負ければ優勝が遠ざかる松本はさらに攻勢を強めるも、町田が粘り強いディフェンスと前線のボールキープでしのぎ、ホーム最終戦を大金星で飾った。

 試合後、松本の反町康治監督は「町田のパターン化した攻撃にわかっているのにやられてしまった。町田は中島、仲川、谷澤、そして私の後輩の相馬が素晴らしかったと言わざるをえない」などと話す。

 町田の相馬監督は「松本は、前回の対戦では何もさせてもらえなかった最も強いチーム。セレッソ大阪戦でもそうだったが、押し込みながら前半零点に終わり、後半に点を取られて負けるというパターンが数試合あったが、今日は自分たちの時間のうちに得点できた。これはチームの成長だと思っている。試合は後半、松本のエネルギーに押し込まれて苦しい展開だったが、最後の一歩一歩のところで選手がギリギリの意地を見せてくれた」と振り返った。

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