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相模原の酒屋が新装 自然酒&「津久井在来大豆」発酵食品メインに

店主の岡本政広さん、加代子さん

店主の岡本政広さん、加代子さん

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 相模原・新戸の酒販店「豊国屋」(相模原市南区新戸、TEL 046-251-0048)が12月中旬、リニューアルオープンした。

店内の様子

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 1882(明治21)年に創業した新戸の造り酒屋「豊国酒造」ののれん分けで開業した同店。店主の岡本政広さんは「幻の大豆」と言われた津久井在来大豆の復活を機に栽培を開始。あわせて発酵学を学んで、同大豆を使った味噌や納豆などを商品化した。きな粉は、雑誌「料理通信」のお宝食材コンテストで選定されている。

 32年ぶりのリニューアルは、「日本食の源は発酵食品。発酵をテーマにした店作りをしたい」と取り組んだという。自然酒と津久井在来大豆の加工食品が中心の品揃えとしたほか、食や酒に関する講習会が開けるように店内のレイアウトを変更、飲食店の営業許可を取得、看板を付け替えた。

 主な商品は、寺田本家(千葉県佐原市)の「香取」、加藤酒造店(新潟県佐渡市)の「金鶴」といった自然酒、無添加の大豆ドレッシング(734円)、味噌(750グラム、1,296円)、インドネシアの大豆発酵食品「てんぺ」(343円)、納豆(180円)。

 女子サッカーチーム「ノジマステラ神奈川相模原」の練習場が近いことから、選手やサポーターが来店するという。選手の似顔絵をラベルにあしらった福豆をホームゲームの会場で販売するなど、チームとの関わりを深める。「サポーターの交流の場としても利用いただければ」(岡本さん)。

 営業時間は9時~20時30分。木曜定休。

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