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町田ジョルナの老舗化粧品店が移転 客層の変化に対応

「店名は母親のペンネームから引用した」と友野社長(左)

「店名は母親のペンネームから引用した」と友野社長(左)

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町田ジョルナの化粧品店「可保(かほ)」(町田市原町田6、042-727-2628)が8月21日に閉店した。

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 同店は、百貨店「さいか屋町田店」から専門店「町田ジョルナ」に転換した翌年の1977年、仲見世商店街の老舗化粧品店「なるとや」の3号店として開業。当時から営業を続ける3店舗のうちのひとつとして39年に渡ってジョルナと街の変化を見続けてきた。

 移転の理由について、友野忠汪社長は「かつてのジョルナは最先端ファッションが集まる華やかなビル。文化を発信していた。近年はファストファッション中心の店舗構成に変わり、ビルの顔である1階に携帯電話ショップが3つもできた。それによって顧客の足が遠のいてしまった」と明かす。

 移転先は、ルミネ町田1階に6月オープンした、7ブランドが集まるコスメショップゾーン内「アルビオンドレッサー」。娘が経営を引き継ぐという。

 「商品を購入するだけでなく、メイクの方法をアドバイスしてほしいという女性が増えている」と友野社長。「服と化粧品は女性に必要なもの。ジョルナからの退店は残念だが仕方がない」とも。

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