新年の参拝客を迎える巨大絵馬が現在、町田三天神のひとつ、菅原神社（町田市本町田）で制作されている。

　来年の干支「戊戌（つちのえいぬ）」にちなんだ柴犬の親子と菅原神社の家紋「梅鉢」があしらわれた絵馬の大きさは、縦2.3メートル、横3.6メートル。描いたのは、屋外でのライブペインティングを数多く手掛ける画家の林絵美さん。

　同神社で昨年制作した「酉」の絵馬が好評だったことから、再び依頼を受けたという。下絵を描いた後、同神社内の神楽殿で約1週間かけて仕上げた。

　「戌は『滅びる』を意味するが、そこからの再生という見方もできる。親子の犬を描きながらそんな思いを込めた」と林さん。「十二支すべてを描くことが目標」とも。

　正月三が日で3万人の参拝者を見込む同神社。巨大絵馬は31日夕方にお披露目する。