2020オリンピック・パラリンピックの東京への招致活動ロゴに、女子美術大学芸術学部デザイン学科(相模原市南区麻溝台)4年の島峰藍さんがデザインしたロゴが採用された。
ロゴは日本オリンピック委員会が公募による作品の募集を行い、38点のデザインの中から審査委員会(水野正人さん、佐藤可士和さん、小山薫堂さん)が決定した。
桜をモチーフにデザインしたというロゴ。オリンピックカラーの赤、青、黄、緑と黒の代わりに東京を表す色「江戸むらさき」を使用。花びらが一枚ずつ、世界をつなぐように一つの大きな輪となり、桜のリースを作り上げている。
2020年開催の候補都市の中で初めての発表は11月30日、招致ロゴ記者発表会で行われた。席上、島峰さんは「今、日本がとても頑張っている時。リースの『再び戻る』という意味に、日本に活気が戻ることの思いを込めた」とロゴヘの思いを語った。
ロゴは、島峰さんの作品に決定後、GKグラフィックスの久田邦夫さんによるアートディレクション、栄久庵憲司さんによる監修の下、島峰さん本人がデザインの最終形まで制作。今後、招致活動2年間を戦うためのシンボルとして旗や封筒などさまざまな形で使われる。