町田市の新庁舎開庁を祝うご当地音頭「ふるさと町田」が6月27日、キングレコードから全国発売された。
市内各地の特徴的な場所や行事を歌詞に取り入れ、町田の風情や歴史が感じられる同曲。「町田市民が一つになり、祭りから町田を盛り上げたい」と集まった有志が歌詞の内容を検討した。
歌は市内出身の今西亜美さん。今西さんは1985(昭和60)年、本町田生まれ。7歳で神奈川県歌謡コンクール最年少優勝。忠生高校在学中に箱根馬子唄全国大会入賞、全国歌謡連盟コンクール準優勝など数々の賞を受賞。2003年に同レコード会社より「元気かい!ふるさとさん」でデビュー。これまでに4曲をリリースしている。
「聞くと元気が出るような曲。アイデアがたくさん出て、8番まであった歌詞を5番に短くするのに皆さん苦労していた」と今西さん。「歌詞の中に『どこどこの場所が入っているね』と声を掛けられるとうれしい。いろんな場所で歌いたい」と笑顔を見せる。
CDジャケットには「ご当地ソングでは異例」という新庁舎の写真を採用。ご当地ソングは自費制作が多いというが、商業ベースで販路を広げる。
「町田には多くの人が集まるが、出ていく人も多い。他県のどこかで流れた曲を耳にして町田を懐かしく思ってもらえるようなことがあったら、うれしい」と制作実行委員長の松田英行さん。「全ての市民に認知してもらいたい。いろいろな祭りやイベントで披露できるように頑張りたい」と意気込みを見せる。
価格は1,000円。鈴木楽器本店(原町田6)やオンライン通販サイトなどで販売する。問い合わせはAMI音楽事務所(町田市本町田、TEL 042-729-8481)。