宇宙科学の研究施設や最新の研究内容などをわかりやすく紹介する「JAXA相模原キャンパス特別公開」が7月27日・28日、同キャンパス(相模原市中央区由野台3)などで行われる。
年に一度の人気企画。昨年は1万3,053人が訪れた。展示は同キャンパスのほか、相模原市立博物館、国立近代美術館フィルムセンター相模原分館、相模原市立共和小学校校庭の計4会場で実施する。
JAXA相模原キャンパスでは、「はやぶさ」キュレーション体験、「れいめい」運用実演、磁気プラズマセイル実験デモ、工作教室や体験ロケットシミュレーション、探査ロボットデモンストレーションなど多数の展示企画を繰り広げる。
博物館では、子どもに人気の「ミニミニ宇宙学校」が「宇宙学校スペシャル」にパワーアップし、専門家が研究内容を解説するほか、「JAXA×JAMSTEC連携協定締結」記念トークイベントで深海の研究者と宇宙の研究者が「夏一番の熱いトーク」を繰り広げる。恒例のプラネタリウム作品も上映。
フィルムセンター相模原分館では、宇宙科学セミナーと題して、「はやぶさ」プロジェクトマネジャーの川口淳一郎さん、水星探査「BepiColombo」プロジェクト開発員の西野真木さん、小型科学衛星プロジェクトマネジャーの澤井秀次郎さんらが大人向け講座を開く。
「当日は大変な混雑が予想され、売店で十分な飲み物を販売できなくなる可能性があるので、飲み物の持参をおすすめする」(JAXA相模原広報担当の添野さん)。
開催時間は10時~16時30分。入場無料。「はやぶさ」キュレーション体験や水ロケット教室、宇宙科学セミナーなど一部の企画は事前に整理券を配布する。当日はJR淵野辺駅南口から直通の無料送迎バスを運行する。