町田市立国際版画美術館(町田市原町田4、TEL 042-726-2771)は3月15日から、江戸時代末期の人気浮世絵師である歌川広重(1797年~1858年)の没後150周年を記念して、「浮世絵名品展-没後150周年記念 広重とその時代-」を開催する。
同展では、保永堂版「東海道五拾三次」から30点、歌舞伎に題材を得た「忠臣蔵」全16点、「小倉擬百人一首」シリーズや最晩年の風景画のほか、「歌川派三大絵師」と称される歌川国貞(のちの三代歌川豊国)と歌川国芳の美人画や武者絵などの作品を展示し、三者それぞれの個性を比較する。怪奇な表現が人気の月岡芳年などの弟子の作品も加え、幕末歌川派の絵師たちが繰り広げた華麗な世界を紹介する。
展示作品は、歌川広重約60点、歌川国貞約15点、歌川国芳約15点、そのほか二代歌川広重・二代歌川国貞・月岡芳年など約20点、総計約110点。関連催事として、「学芸員によるギャラリー・トーク」や「美術館で語りあおう~トーク・フリー・デー」も行う。
観覧料は、一般=400円、大高生=200円、65歳以上=200円、中学生以下無料。展覧会初日は入場無料。開場時間は、火曜~金曜=10時~17時、土曜・日曜・祝日=10時~17時30分。月曜休館。4月6日まで。