アーティストや学生が制作したインスタレーションや映像作品を講義室や研究室などに点在させ、大学構内を芸術的な空間に変えるアートイベント「ドコ・ダ・ココ展」が11月28日から、和光大学(町田市金井町)で開催されている。
2010年まで同大で開催されていた「アンデポンタン展」の続編企画。「思考の迷路」をキーワードに鑑賞者がアートに触れる時間を増やすため、キャンパス全体にアートを展開する。
出展作家は学生とゲストアーティストなど計23人。新設された食堂棟に全長6メートルの平面作品を設置、築50年超のらせん階段のある棟で映像作品を上映するなど、日常空間に異なった印象をもたらした。
「落ち着いて考えたり、立ち止まって悩んだりする場をアーティストと作り上げることができた」と代表兼アートディレクターの岡村量治郎さん。「構内は構造そのものが複雑で、知らない人には迷路そのもの。ぐるぐる回ってアートとの出会いを楽しんでいただければ」とも。
公開時間は11時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。12月7日まで。