町田駅前のスーパーマーケット「ダイエー・グルメシティ町田店」(町田市原町田3)が3月31日、閉店した。
同店は1969(昭和44)年6月、ダイエーが首都圏への本格進出の拠点として建設・開業。その後、ディスカウント店「トポス」、大型パソコン専門店「メディアバレー」、スーパー「グルメシティ」へと業態転換を繰り返してきた。
閉店時間の18時過ぎ、閉店を惜しむ人々が続々と集まる中、最後の客が退店すると、店長と店員全員が店の前に立ち閉店のあいさつを行った。
「皆さまに支えていただき、44年間営業させていただくことができました。明日からは当たり前のように街を照らしていたグルメシティ町田店の明かりが町田から消えてしまいますが、2016年、再びこの地に明かりを照らし、皆さまとともに歴史を刻むことを切に願っています。長きにわたり町田店をご利用いただき、ありがとうございました」と店長があいさつすると、大きな拍手が沸き起こり、涙ぐむ人も見られた。
同店跡地には、共同住宅と店舗が入る高さ約84メートル、22階建の高層ビルが建設される予定。