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スマホで「買い物」活性化へ-南町田グランベリーモールでO2O実証実験

スマホアプリ、すなっぴん(右)、くーぴん(左)

スマホアプリ、すなっぴん(右)、くーぴん(左)

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 ネットメディア(Online)とリアル店舗(Offline)を結びつけることで、商品やサービスの購買と利用を促進する「O2O(オーツーオー)」の実証実験が5月13日より、南町田の複合商業施設「グランベリーモール」(町田市鶴間3)で始まった。

ICタグにスマホをかざしてアプリをダウンロード

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 KDDI、大日本印刷、三井物産、イッツ・コミュニケーションズ、グランベリーモールを運営する東急モールズデベロップメントの5社が共同で、「購買につながる効果的な情報を発信したい」という店のニーズ、「気に入ったものを買いたい」という客のニーズに応えるサービスを探る。

 実験期間中、店舗スタッフ一押しの商品情報を発信し、店舗まで誘導する「すなっぴん」、Wi-Fi位置情報サービスで近くの店舗のクーポンを発行する「くーぴん」、2種類の専用アプリをダウンロードすると、グランベリーモール内で「より便利で快適なショッピング」が体験できる。

 郊外型(アウトレット)と都市型、双方の特徴を持ち、情報発信に積極的に取り組むグランベリーモール。導入店舗はファッション・雑貨を中心に約60店舗。飲食店の大半は特典を発信しているという。

 「商圏には『グランベリーモールが近くにある』という理由で住んでいる方も多い。開業から13年がたち、周辺住民の年齢層も上がってきた。一方、田園都市線沿線には比較的、若い人が住んでいる。来店者は35歳~44歳が最も多い。KDDIと連携することで若い年齢層も取り込みたい」と東急モールズデベロップメントの佐藤和弘総支配人。

 利用者に役立つ情報、発信のタイミングなどに注目して、「プッシュ(情報を与える)」「プル(情報を引き出してもらう)」、どちらにニーズがあるかを確認。ショッピングの楽しみがさらに広がるような取り組みを進めていくという。

 営業時間は10時~20時(一部店舗により異なる)。実証実験は6月27日まで。

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