日本フットボールリーグ(JFL)第14節が6月2日、三ツ沢公園球技場(横浜市)で行われ、FC町田ゼルビアはY.S.C.C.と1対1で引き分けた。観客数は1889人。
関東1部リーグでしのぎを削ったチームの5年ぶりの公式戦での対戦。前回は後半4点を加えたゼルビアが逆転でリーグ優勝を決めた。選手は大きく入れ替わったが、近隣ライバルチームとの対戦に大勢のゼルビアサポーターがメインスタンドを埋め、ホームゲームのような雰囲気をつくった。
今節は攻撃の起点、庄司悦大選手が出場停止。秋田豊監督は阿部嵩選手と柳崎祥兵選手を今季初めてスターティングメンバーに起用した。
試合は、前節ゼルビアが苦戦した佐川印刷同様、前線からプレッシャーをかけてセカンドボールを奪うとショートカウンターを仕掛けるYSCCに苦戦。その展開から59分に失点して前半を終える。
秋田監督は後半、木島徹也、真野亮二、齋藤翔太と攻撃的な選手を次々に投入。75分、阿部選手を起点に鈴木孝司選手のヘディングシュートで追いつく。その後も攻勢をかけるが前線へのパスがなかなか通らず、中盤に下がったFWの選手がドリブルで仕掛けてはブロックされる展開のまま試合終了。長野バルセイロが勝ったため、1つ順位を落として3位になった。
試合後、秋田監督は「YSCCはパスをつなぐ印象があったが、うちには思った以上に蹴ってきた。失点して苦しかったが、同点に追いついてから、さらにもう1点と相手を追い詰められたのは良かった。決定力が低くて勝ちきれなかった」と振り返った。
次の公式戦は6月9日、町田市立陸上競技場でHonda FCと対戦する。