キノコが登場する作品を紹介する「〈きのこ×文学〉ワンダー★ランド」展が7月20日より、町田市民文学館ことばらんど(町田市原町田4、TEL 042-739-3420)で開催される。
キノコをかじったアリスの身体が急激に伸び縮みする「不思議の国のアリス」など、キノコは小説や詩、戯曲、エッセー、漫画、絵本などに登場。宮沢賢治、萩原朔太郎など近代日本を代表する小説家や詩人も「きのこ文学」を手掛けている。
同展では、泉鏡花「茸の舞姫」、夢野久作「きのこ会議」、宮沢賢治「朝に就の童話的構図(アリときのこ)」など、キノコが重要な役割を果たす小説・童話や、萩原朔太郎、八木重吉、まどみちおらの詩作、シートン「旗尾リスの冒険」などキノコを媒介に繰り広げられる児童文学作品を中心に紹介。
キノコ図鑑や大型模型、ジョン・ケージや草間弥生さんのキノコアート作品、グッズなど周辺資料も取りそろえ、多彩な「きのこワールド」を紹介する。
関連イベントとして、「きのこ文学ワンダーランド」(DU BOOKS刊、7月下旬発売予定)を手掛けた、きのこ文学研究の第一人者・飯沢耕太郎さんとイラストレーター・玉木えみさんが「きのこ愛」について熱く語る大人向けトークショー、キノコ観察会、キノコクッキング、ディズニー作品の上映会、創作ワークショップ、絵本の読み聞かせ会などを予定する。
観覧時間は10時~17時。入場無料。月曜休館。9月23日まで。大人向けトークショーは事前申し込みが必要。町田市イベントダイヤル(TEL 042-724-5656)で8月1日12時より受け付ける。