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「津久井の名を残そう」-地元青年団が職業体験イベント、冬の大花火も

青年事業者の職種を生かした体験コーナーを設ける

青年事業者の職種を生かした体験コーナーを設ける

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 相模原市に編入されて消滅した「津久井郡」の名を残そうと地元の青年団が11月24日、県立津久井湖城山公園(相模原市緑区城山)で地域活性化イベント「つくいリング2013」を開催する。

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 藤野・相模湖・津久井・城山の各商工会青年部と津久井青年会議所が合同で主催する同イベントは今年が2回目。旧津久井郡の地域を結んだ「輪を発信したい」という意味をイベント名に込めた。

 当日は、地元の特産品の販売や飲食ブースが出店。メーンの職業体験コーナーでは、青年事業者の職種を生かした、「木工体験」「竹細工作り」「たたみストラップ作り」「ユンボの乗車」「消防車の乗車」などを展開する。

 和太鼓、バンド、消防局ラッパ隊などの演奏や、よさこいソーラン、ブレークダンス、ヒップホップダンスなどのステージプログラムも企画。締めくくりには関係諸団体、地元企業の協賛による約3000発の「冬の大花火」を津久井湖上に打ち上げる。花火と同時刻には湖を挟んだ「花の苑地」でイルミネーションを点灯する。

 「不景気、少子高齢化、後継者不足、圏央道開通による人の流出など、津久井エリアの暗い話題を吹き飛ばすために若い力を結集した」と実行委員長の神田光隆さん。「相模原市民でも旧津久井郡のことをあまり知らない人が多いので、水と緑あふれる『つくい』を広くPRしたい。大花火と子どもたちの笑顔を見に来ていただければ」と意気込みを語る。

 開催時間は10時~18時。花火打ち上げは17時35分。雨天決行。

 津久井郡は1955(昭和30)年の昭和の大合併で、城山町・津久井町・相模湖町・藤野町の4町で構成された。2006年に津久井町・相模湖町の2町、翌年に城山町と藤野町の2町がそれぞれ相模原市に編入され消滅した。

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