中古書籍などのECサイトを運営するブックオフオンライン(相模原市古淵2)は12月13日、今年の売り上げ年間ランキングを発表した。
書籍総合ランキング1位に輝いたのは、湊かなえ著「告白」。発売5年後の今も根強い人気を誇っている同書は2010年に映画化もされミステリー小説ファンから普段あまり本を読み慣れていない若者層にも支持されているという。2位は池上彰著「伝える力」、3 位には岩崎夏海著「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」が入った。
コミックでは、アニメ放映で人気が爆発した「進撃の巨人」がトップに。「君に届け」「鋼の錬金術師」「聖☆おにいさん」「テルマエ・ロマエ」が続いた。ゲームはドラゴンクエストIVとVIIIのほか、脳トレ、教育がトップ5入り。DVDはジブリ4作品が上位を占めた。
CDは、サザンオールスターズ、嵐、Mr.Childrenなどの定番ベスト盤が、「内容と価格、双方の面から常に人気」(同社広報担当)。山下達郎・小田和正・井上陽水・ユーミンなど、世代を超えた名曲を持つ大御所アーティストが根強く支持されているという。
変わり種ランキングでは「お客様から最もお売りいただいたCD」も発表。宇多田ヒカルさんの「First Love」「DEEP RIVER」「Distance」が昨年同様、トップ3を独占した。「宇多田さんのファーストアルバムは現在最も日本で売れたCD。流通量が多いと中古市場でも流通が多くなることに起因している」と解説。「リリース後の経過年数、本人の露出低下なども要因と思われる」とも。