「アルプスの少女ハイジ」のテーマ曲に乗って、町田山崎団地に半年ぶりにヤギが戻ってきた。
ヤギに雑草を食べさせて人間の代わりに除草させようという独立行政法人都市再生機構(UR)の取り組み。やって来たのは1歳3カ月~3歳の白ヤギ4頭。うち2頭は角と長い顎ひげを生やす。今回は高い場所や斜面が好きだというヤギの習性を踏まえて、お立ち台を用意した。
5月29日に開かれた「お帰りヤギさん」見学会には地域住民や園児らが参加したほか、多くの報道陣が集まった。園児らの歌うヤギの替え歌に合わせてヤギは「メェ~」と応えていた。
同団地自治会の吉岡栄一郎会長は「ヤギを中心に皆さんの輪が広がって、絆が深まることを期待している」と話す。
同団地での実施期間は11月下旬までの予定。期間中、敷地の上に架かる歩道橋から自由に眺めることができる。URでは今後、同取り組みを各地に広げていくという。