町田市生涯学習センター(町田市原町田6)で1月12日、ドイツのドキュメンタリー映画「シェーナウの想い」の上映会が開かれる。
同映画は1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故の影響を受け、2008年に製作された。ドイツ南西部のシェーナウ市を舞台に、「自然エネルギー社会を子どもたちに」という思いから、ドイツ史上初の「市民の市民による市民のための」電力供給会社を誕生させるまでの軌跡を描いた。
主催の「町田電力」は、市民によるエネルギーの地産地消の実現を目指す任意団体。「現在の日本では、地域ごとに設立された電力会社が独占的に電力を供給しているが、戦前までは自由競争に委ねられ、各地に数百もの電力会社がつくられていた」とメンバーの入澤滋さん。
「2016年の電力小売り自由化を前に、ちょうど100年前に町田にも『町田電燈株式会社』という電力会社ができた史実に触れておくには、またとない機会」とも。映画終了後はワークショップも予定する。
「東日本大震災を経験した私たちもご当地電力を立ち上げられないか、参加者みんなで考えましょう」と参加を呼び掛ける。
開催時間は14時~16時30分。定員は先着36人。参加費は500円。問い合わせは、担当の八島さん(TEL 090-8436-8398)まで。