JR町田駅中央改札前に2月6日、コーヒー店「Coffee Jr.(コーヒージュニア)MACHIDA」がオープンした。運営はJR東日本リテールネット。
自動券売機跡地を活用した同社のオリジナルブランド1号店。JR東日本横浜支社が進める「横浜線沿線活性化」の一環の取り組みで、「コーヒーを楽しみながら、地元の逸品や街のトピックスが再発見できる。新たな街の玄関口」をコンセプトとする。
店名には「Jr.=次世代」まで末永くファンになってほしいという思いを込めた。「駅構内で地元の農産品を販売するマルシェを開いていたが、短期的な取り組みだった。コーヒー店とすることで経済性の面でも継続できる」と店舗開発担当者。
店舗面積は約16平方メートル。駅周辺に数多くあるカフェとの差別化を図るため、恵比寿で人気を集める「猿田彦珈琲(コーヒー)」の高価格帯コーヒーを導入。町田市名産品のフードを取りそろえるほか、市内の観光情報も提供する。
メニューは、スペシャルティコーヒーらしさが味わえるという「Jr.ブレンド」、酸味を抑えて苦味を強めにした「町田ブレンド」(以上、ショート400円)といったドリップコーヒー、モーニングコーヒー(同300円)、玉川学園のハニーラテ(500円)など。豆の販売も行う。
サイドメニューに、町田の老舗米店「きゅうさん」の手握りおむすび(170円~)、かとうさんのぷりん(310円~)、岡直三郎商店の醤油(しょうゆ)あいす(288円)などを取りそろえる。店舗開発担当者が、個人商店や養鶏場などを回ってセレクトしたという。
今後のブランド展開について、「同店の状況を見て判断する」と担当者。「Suicaの普及でスペースが空いてきた郊外駅での展開が考えられる。駅利用者だけでなく、買い物客にも立ち寄っていただきたい」とも。
営業時間は7時30分~21時30分。
※2018年3月11日閉店