J3相武決戦はSC相模原が2対1でFC町田ゼルビアに先勝した。ホームでの初勝利に選手、サポーターらは喜びを爆発させた。入場者数は4862人。
これまでの対戦成績は相模原の1勝4敗。今季初めての隣町ダービーに、大勢の町田サポーターがアウェー相模原に押し寄せたが、ホームの相模原も昨年以上に観客を増やし、緑と青が半々になるくらいまでスタジアムを埋めた。試合前から応援合戦を繰り広げ、雰囲気を盛り上げた。
試合は相模原が前半、FW高原直泰選手の技ありの今季初ゴールなどで2点を先制。町田も後半の立ち上がりに久木野聡選手がこぼれ球を押しこんで追撃するも得点には至らなかった。
両チーム合わせて7枚のイエローカードが飛び交う判定で、高原選手のベテランらしいプレーが光った。町田DFは4人全員がイエローカード。守備から攻撃への素早い切り替えが封じられた。
「(高原選手への守備でカードが多かったことに)非常にポイントになっていたと思う。ジャッジに関してはあくまで今日のジャッジ。カードがどうか議論する必要はない。受け入れるだけ」と町田の相馬直樹監督。
「高原はケガ明けのなか、2点目の素晴らしいゴールと、最後まで落ちないプレーはさすがだなと思った」と相模原の辛島啓珠監督。
次のホームゲームは、相模原=5月3日(福島戦)、町田=4月26日(J-22戦)。