町田市と相模原市は今夏、過去最高20%のプレミアム(割り増し)を付けた商品券を発行する。
国の緊急経済対策に基づく交付金を活用して、市内の消費を拡大し、商業の活性を図ることが目的。発行総額は町田市が12億円、相模原市が24億円で前回よりも規模を拡大した。
町田商工会議所で現在、商品券の予約を受け付けている。1冊1万2,000円分(500円券×24枚つづり)を10,000円で販売。購入限度は1人5冊までで、市内の公共施設などで配布する専用応募ハガキで申し込む。10万冊を発行し、応募数が上回った場合は抽選になる。
町田市ではこれまで大型店での商品券の利用を制限してきたが、今回は特に制限を設けない。「商品券を利用できる登録店を募集しているなかで、大型店も参加する可能性がある」と担当者。
相模原市でも8月に商品券の発行を予定する。1冊1万2,000円分(1,000円券×12枚つづり)を10,000円で販売。発行冊数は20万冊。相模原市では商品券を過去3回発行し、いずれも販売開始まもなく売れ切れるなど人気を博した。商品券実行委員会の調査によると、9割弱が大型店での利用だったという。
町田市も大型店で使えるようになれば、20%のプレミアムとあわせて人気を呼びそうだ。