Fリーグのペスカドーラ町田は5月29日と30日のホームゲーム2連戦で上位チーム相手に1勝1分と勝ち越し、順位を5位に上げた。

　昨季プレーオフに進出したバサジィ大分とエスポラーダ北海道との、「前半戦で最大の山場」となる一戦。

　今季無敗の大分とは、ともに得点機を作りながらもスコアレスドロー。町田は後半残り1分を切ったところで第2PKを得たが、名手・横江怜のキックはゴレイロに阻まれて勝ち点3を逃した。

　翌日は、大分戦で負傷したボラが欠場。下部チームから上がった服部慎悟が初出場した。試合は北海道に先制された直後、日根野谷建が頭で押し込み同点。さらに金山友紀がコーナーキックからヒールシュートを決めて逆転。後半にも横江怜がキックインしたボールを直接蹴りこむと、最後まで集中したプレーで相手の攻撃を押さえ込んだ。

　「大分戦の課題を修正できたことが勝利の要因」とキャプテンのイゴール。岡山孝介監督は「強度の高い練習をしているので、2日連続の試合でもフィジカル的には問題ない。服部ら若手も活躍し、全員で戦い、疲れても力を最大限出せた」と話す。

　次のホームゲームは6月19日にデウソン神戸、同20日にシュライカー大阪とそれぞれ対戦する。