町田市は7月8日、南町田駅前の商業施設グランベリーモールと隣接する鶴間公園、住宅、駅前広場などを一体的に整備する「南町田駅周辺地区拠点整備基本方針」を公表した。
「新たな郊外の魅力発信」を目標に、都市公園と商業施設が融合した歩きやすいまちづくり、鉄道で分断された南北を結ぶ自由通路の整備、高齢化が進む周辺住宅地からの住み替えを想定した都市型住宅の配置、防災・防犯機能の強化などを想定。まちづくりの推進に関する協定を結んだ東京急行電鉄と協働して事業に取り組む。
グランベリーモールは2000年に開業。暫定利用施設の老朽化が進み、「ららぽーと海老名」など周辺エリアの大型ショッピングセンター開業で来場者数の低下が懸念される。今回の計画では、商業床を2倍(約6万平方メートル)、店舗数を2.5倍(250店)に拡充するなど「本格的なショッピングセンターを目指す」という。
まちびらきは2020年度の予定。