相模原の西門商店街に8月8日、ネパール・インド料理店「Soul Kitchen Sangita（サンギータ）」（相模原市中央区相模原6、TEL 080-9647-2010）がオープンした。

手づくりの店内

　店主の木下循子さんは6年前、コーヒーの移動販売をスタート。出店していた工場にインド人労働者が多く、ニーズが高かったというカレーやダールスープなどのハラル料理に転換した。店名はヒンドゥー語で「音楽」という意味。

　「移動販売は行列をさばくため忙しく、売り上げが天候に左右されやすい。お客さんとゆっくり会話をしたいし、料理にじっくり取り組みたいと思った」と木下さん。たまたま通りかかった西門商店街を気に入り、インド料理店だったという空きテナントに出会った。

　「商店街に新しい店ができると、工事中にたくさんの地元の人が見に来てくれた。人情味あふれる場所が気に入っている」。移動販売先の音楽イベントなどで知り合った職人に工事を手伝ってもらったという内装は、全面ガラス張りで明るくカフェのような雰囲気。店舗面積は約5坪。席数は9席。

　メニューは、インドの炊き込みご飯「ビリヤリ」プレート、日替わりカレープレート（以上、850円）、ネパール風焼き飯「フライドライス」プレート（750円）など。プレートにはサラダとスープが付く。コーヒー、旬の果物のスムージー、アルコール類も取り揃える。

　「先日の音楽イベントには、近所のおじいちゃんやおばあちゃんも来て、とても喜んでもらった。商店街には空き店舗が目立ち、高齢化が進んでいるように見えるが、いろんなアイデアがあるので、地域の人に愛される店にしていきたい」

　営業時間は、月曜～水曜＝12時～18時、金曜＝12時～22時、土曜＝18時～。木曜・日曜定休。

※閉店