アートの力で「コミュニティー再生」-女子美で文化政策セミナー

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 アートを通じてコミュニティの課題や社会的な問題の創造的解決を目指す「CCD(コミュニティー・カルチュラル・デベロップメント)」セミナーが11月22日、女子美術大学相模原キャンパス(相模原市麻溝台)で開催される。主催は、財団法人たんぽぽの家(奈良県奈良市、TEL 0742-43-7055)。

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 CCDは、オーストラリア政府の芸術助成・諮問機関が提唱し、コミュニティー・アートの実践から発展した文化政策。オーストラリアでは、アートの力でアボリジニや移民、性的マイノリティーなど社会から排除されやすい人たちの文化的生活を発展させることが支援されている。

 同セミナーは、文化政策やアートを学ぶ学生、文化政策関係者、アートNPO関係者、まちづくり関係者などを対象に、社会的に弱い立場とされている人、多様なコミュニティーに対してアートを通した支援を行う実践者、研究者を招き、CCDの可能性や日本の文化政策における位置づけを考えることを目的とする。

 講演・報告者は、ニューサウスウェールズ州CCD代表のビクトリア・キアリーさん、アーティストを児童館や高齢者施設などに派遣し、創造の時間を共有する「アート・デリバリー」活動を展開するNPO法人芸術資源開発機構代表の並河恵美子さん、港区三田地域をベースに大学と地域のコモンスペース「三田の家」を運営する慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構専任講師の坂倉杏介さん、韓国で約8年間アトリエを運営し、障害者との協働について学ぶために来日した女子美術大学芸術学科4年生の辛恩僖(シン ウンヒ)さん、ワークショップ・コーディネーターの吉野さつきさん。

 開催時間は、13時30分~17時30分。参加費は、一般1,000円、学生500円、女子美術大学学生は無料。参加には、たんぽぽの家内「文化政策とCCD」セミナー 神奈川セッション係に申し込みが必要。締切は同15日。

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