国立社会保障・人口問題研究所は昨年12月24日、日本の市区町村別将来推計人口を発表した。2005年~2035年にかけては、町田市で人口増、相模原市で人口減となる。
2035年の総人口は、町田市が457,205人で2005年よりも51,671人(12.7%)の増加。同じく相模原市は683,255人で、18,375人(2.6%)の減少。人口のピークは、町田市が2030年前後、相模原市が2015年前後。
全国では、2035年の人口が2005年よりも多い自治体は8.1%で、残る91.9%の自治体は人口が少なくなる。
2005年から2035年の年齢別人口の推移をみると、両市とも年少人口(0~14歳)と生産年齢人口(15~64歳)が少なくなり、老年人口(65歳以上)が約2倍に増える。
年少人口は、町田市=9,322人(17.2%)減少、相模原市=37,376人(38.1%)減少。生産年齢人口は、町田市=6,547人(2.4%)減少、相模原市=94,838人(19.0%)減少。老年人口は、町田市=67,540人(91.4%)増加、相模原市=113,836人(108.0%)増加。
全国では、2035年の年少人口が2005年よりも多い自治体はわずか0.2%、同じく生産年齢が多い自治体は2.3%、老年人口が多い自治体は68.8%。
総人口に占める老年人口の割合は、町田市では18.2%(2005年)から30.9%(2035年)に増加。同じく相模原市では15.0%から32.1%に増加する。
老年人口1人を支える生産年齢人口は、町田市が3.8人(2005年)から1.9人(2035年)、同じく相模原市が4.7人から1.8人にまで減少する。
推計期間は、2005年~2035年の5年ごとの30年間。5歳以上の年齢階級の推計には、国勢調査による2005年10月1日現在の人口を基準としてコーホート要因法を用いた。