国土交通省は3月23日、今年1月1日時点の公示地価を発表。町田市は、商業地・住宅地とも平均価格が3年ぶりに下落に転じた。
対前年比の変動率をみると、多摩地区の住宅地は4.9%、商業地が5.0%の下落で区部と同様、全26市で下落に転じたが、町田市は住宅地(マイナス3.0%)・商業地(マイナス3.1%)共に下落率が比較的小さかった。
町田駅周辺では、多摩地区の商業地価格4位「野村證券町田支店」(町田市原町田6-3-9)が1平方メートル当たり(以下同じ)231万円で前年比9万円マイナス、同7位の町田駅前通り「三徳ビル」(原町田4-1-7)は183万円で同6万円マイナス。
ダイソー、アニメイトなどが立ち並ぶ原町田中央通り沿いのビル(原町田4-5-8)は3.3万円マイナスの71万円。
価格下落の要因について、東京都は「マンションおよびオフィス需要の低迷、さらに投資環境の変化、金融情勢の悪化などを背景として、土地に対する需要が減退している様子がみられる」と説明する。