
町田から世界に挑むFC町田ゼルビアの最初の試合、AFCチャンピオンズリーグエリート(以下、ACLE)リーグステージMD1が9月16日、町田市立陸上競技場(町田市野津田町)で行われ、FC町田ゼルビアはFCソウルと1-1で引き分けた。入場者数は4,798人
ACLEはアジアの実力ナンバー1クラブを決める大会で、日本からはヴィッセル神戸とサンフレッチェ広島、町田の3クラブが参戦。リーグステージでは、韓国=3、中国=3、マレーシア・オーストラリア=各1のクラブとホームまたはアウェーで計8試合を戦う。
国際大会らしく英語によるアナウンスが行われる同競技場。バックスタンド2階と3階に集約されたサポーター席からはリーグ戦にも増した迫力のあるチャントが響き渡る。
試合は町田のナ サンホ選手が古巣に対してファーストシュート。これは相手GKに弾かれるも、いい形で町田が試合に入る。前日の練習時間が1時間しか取れなかったというFCソウルは最終ラインを中心に大きくボールを回しながら、町田の圧力をかわして攻撃機会をうかがう。前半はややこうちゃくした展開のままスコアレスで試合を折り返す。
試合が動いたのは後半。中盤で町田のパスを奪ったFCソウルが鋭いカウンターで先制。追いかける町田が攻勢をかけるも、なかなかFCソウルの守備を崩せない。
終盤、左サイドのスペースでボールを受けた下田北斗選手がゴール前に折り返すと、中央で藤尾翔太選手が競り合う。そして右サイドに流れたボールをゴールポスト際で望月ヘンリー海輝選手が押し込み、同点に追いつく。その後はオープンな展開になったが、勝ち越しはならずにタイムアップ。町田は国際大会の初陣で勝ち点1を得た。