J3リーグ第36節が11月16日、相模原ギオンスタジアムで行われ、SC相模原が4-1でFC琉球に勝利した。入場者数は2467人。
試合は序盤から相模原が積極的にプレスを仕掛け、主導権を握る。前半24分、中山陸選手がPKを冷静に決めて先制。さらに31分、ラファエル・フルタード選手が追加点を奪い、前半を2-0で折り返す。
後半開始直後の47分、琉球は浅川隼人選手がゴールを決めて反撃の兆しを見せる。しかし相模原は73分、途中出場の前田泰良選手がこぼれ球を押し込み3-1。さらに81分、藤沼拓夢選手がダメ押しの4点目を決めて試合を決定づけた。
この勝利で相模原は勝点50に到達したが、同日行われたツエーゲン金沢対栃木SC戦で金沢が2-0で勝利。金沢は勝点56で6位を維持し、プレーオフ圏内を固めた。仮に相模原が残り2試合を連勝して勝点で並んだとしても、得失点差で逆転するには大量得点が必要で、現実的には望みが薄い。
試合後、シュタルフ 悠紀リヒャルト監督は「本当なら、試合が終わって喜びを爆発させたいところだが、自分たちの力ではコントロールできない他会場の結果があり、複雑な思いが入り混じっていて、正しい言葉を絞り出すのが少し難しい」と話しつつ、「J2昇格は非現実的な状況」と認めた。
次回のホームゲームは11月29日の今季最終戦。栃木シティと対戦する。