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相模原ライズ、X1スーパー「ベスト8」で終戦 富士通に3連勝ならず

チアリーダーズ「Suns」や会場アナウンスに合わせ、ライズの観客は最後まで声援を送り続けた。
Photographs by Kohei SAEKI 
©Official RISE pics

チアリーダーズ「Suns」や会場アナウンスに合わせ、ライズの観客は最後まで声援を送り続けた。 Photographs by Kohei SAEKI ©Official RISE pics

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 社会人アメリカンフットボールX1スーパーのプレーオフ「ライスボウルトーナメント」準々決勝が11月23日、富士通スタジアム川崎(川崎市)で行われた。ノジマ相模原ライズ(以下、ライズ)は富士通フロンティアーズ(以下、富士通)に28-42で敗れ、今季の戦いを終えた。

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 ライズは今春と今秋の両シーズンで富士通に連勝。創設以来初のタイトル獲得を視野に一戦必勝で臨んだ。しかし、日本一に3度輝く強豪の「本気」の力に押し切られ、2022年以降続く、「ベスト8」の壁を突破できなかった。

 試合は、ライズが最初の攻撃で敵陣19ヤードまで迫るも、タッチダウンを狙ったパスをインターセプトされ先制の好機を逃す。続く富士通の攻撃では20ヤード超のパスを立て続けに許し、先制点を献上。第2クオーター序盤にはさらに2本のタッチダウンを奪われ、リードを広げられる。前半残り約3分、ようやくライズはQBカート・パランデック選手からRB吉澤祥選手へのパスでタッチダウンを返して7-21とし、逆転への足がかりを得て試合を折り返す。

 後半も富士通が先に得点。第4クオーター序盤まで互いにタッチダウンを重ね、21-35に。ライズは点差を縮められないまま中盤にも失点するが、直後にパランデック選手の31ヤードパスをWRテイヴィアン・カニンガム選手がエンドライン際でキャッチし、再び14点差に迫る。しかし、その後は富士通の堅守に阻まれ、追撃は実らなかった。

 試合後、ライズの城ヶ滝一朗ヘッドコーチは「富士通の底力と個人能力の差を痛感した」と総括。「春シーズンから酷暑での猛練習を経て、今日までチーム力を高めてきた。相手に横綱相撲をさせる展開ではなかったが、本気の富士通には及ばなかった。特に相手レシーバーを止められなかった」と振り返った。

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