プラネタリウムで全天周映画「銀河鉄道の夜」-相模原市立博物館

「銀河鉄道の夜」の一場面、サザンクロス ©KAGAYA Studio

「銀河鉄道の夜」の一場面、サザンクロス ©KAGAYA Studio

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 宮沢賢治の未完の作「銀河鉄道の夜」をデジタルファインアーティストの「KAGAYA(カガヤ)」さんがコンピュータグラフィック(CG)で描いた全天周映画が7月11日より、相模原市立博物館(相模原市高根3、TEL 042-750-8030)プラネタリウムで上映される。

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 同作品はKAGAYAさんが3年かけて原作を調査し、脚本とCGを手がけたフルCG作品。プラネタリウムで上映するのは、列車で銀河を旅する部分が中心。実際の星空の中を汽車に乗って旅するような臨場感を体験できる。2006年制作。

 観客動員数は2008年末に60万人を達成。プラネタリウムの番組として異例の大ヒットを記録した。今年は全国約25館のほか、国際的な映像祭でも上映されている。

 KAGAYAさんは1968(昭和43)年生まれ。宇宙に関する作品を多数発表し、透明感あふれる独特な作風で国内外に多くのファンを持つ。「全米デジタルアートコンテスト2000」ではデジタル・ペインティング部門1位を受賞した。

 全天周映画は、プラネタリウム施設を活用して巨大映画を展開する映写システム。同館では、神奈川県内最大級の直径23メートルのプラネタリウムを使用することで、観客は映像の世界に飛び込んだような、通常の映画館では味わえない映像体験ができる。

 上映開始は14時30分。上映時間は38分。観覧料は、大人=500円、子ども=200円。特別試写会(同10日)は観覧無料。来年3月31日まで。プラネタリウムでは今月11日より、46年ぶりに日本で見ることができる「皆既日食」をテーマにした企画も行う。

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