日本フットボールリーグ(JFL)後期第11節が10月3日、町田市立陸上競技場(町田市野津田町)で行われ、FC町田ゼルビアはホンダロックに1対0(前半1対0)で勝利した。観客数は1,582人。
ロックは前期に敗れた相手。試合は序盤からゼルビアがロックを圧倒する。前半11分、ゴール前中央でクリアボールを拾ったMF大前選手がドリブルで相手を外し、左足で低い弾道のミドルシュート。相手GKの手をかすめてゴールに吸い込まれた。大前選手は今季初得点。
ゼルビアはその後も、DF津田選手のオーバーラップやFW御給選手のポストプレーなどでチャンスをつくるが、なかなか追加点が奪えない。後半は一転、ロックがロングボールを使った攻撃と前線からの激しい守備で、ゲームの主導権を握る。
ゼルビアが守備ラインを下げると、ロックに中盤のボールを拾われ、攻め込まれる苦しい展開。何度も決定的なピンチを迎えるが、GK修行選手が体を張ったファインセーブを連発、勝利を収めた。
試合後、ゼルビアの戸塚監督は「後半は、ロングボールを多用する相手のサッカーに合わせてしまい、苦しい試合展開となった。残り6試合、前期に負けているチームとの対戦が続くが、自分たちのサッカーが通じないとは思っていない。良い勝負ができるはず」と意気込みを見せる。
JFL後期第11節終了時の成績は6位。次の公式戦は10月17日、多摩市立陸上競技場で横河武蔵野FCと対戦する。