「使うこともクリエーティブ」テーマに工芸展-町田のギャラリーで

斉藤衛さんの作品「floor lump04」

斉藤衛さんの作品「floor lump04」

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 KATACHI21プランニング(町田市金井3)は11月30日~12月4日、町田のギャラリー「可喜庵」(能が谷)で「長く使って愉しむものたち展」を開催する。

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 同展は、「使うこともクリエーティブ」である点に着目し、焼き物、漆器、染織、木工、金工、ジュエリー、絵画など現代の工芸作家10人の作品を展示する。

 KATACHI21プランニング代表の笹山央さんは、工芸評論活動を中心に季刊誌を発行するほか多摩美術大学非常勤講師も務める。

 展覧会の意図について、笹山さんは「『使うこともクリエーティブ』ということは日本の文化の伝統では当たり前だった。民芸の『用即美』や茶の湯の美は、それを実践する文化にほかならない。しかし、この100年ぐらいの間は、『使う』ことがマニュアル化されたため、ここから文化の気配らしきものが生まれてこなかった。これからは『どう使っているか』『どう使うか』に着目していきたい」と話す。

 展示作品については、「一級の技術力と『創作性』を兼ね備えていること、作品が長い年月の使用・鑑賞に耐えうること、作家が自分の道を切り開いていく生き方をしていることの3つの観点から作品を選んだ」と説明を加える。

 開催時間は10時~17時。12月1日15時から笹山さんのレクチャーも行われる。

KATACHI21

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