町田在住のBMXプロライダー三沢慎太朗さんが1月31日（現地時間）、米インディアナポリスで行われたBMXフラットランドコンテスト「Red Bull Fight with Flight 2010」で準優勝した。

三沢慎太朗さんのライディング

　BMXフラットランドは、舗装された平らな地面で前後20インチの車輪の左右に装備された4本のペグに乗り、技の難易度・独創性を競う種目。

　世界各地からトップレベルライダーが終結し注目を集めた同大会。出場選手は、世界チャンピオンMatthias Dandoisさん（仏）、Terry Adamsさん（米）、Dominik Nekolny さん（チェコ）、Cory Fester さん（カナダ）などトップライダー13人。

　三沢さんは予選を3位で勝ち抜け、決勝トーナメントに進出。決勝は対戦する選手が1分ずつ交互に2本走り、最後に30秒を1本、合計2分30秒の技を披露。勝敗は5人のジャッジで決定する。「交互に技を披露するので、技の構成、会場や審判をいかにして引きつけるかなど心理的な駆け引きもある」（三沢さん）。

　1回戦は、カナダを代表するライダーJean William Prevostさんに5対0で勝利。2回戦は、世界チャンピオン相手に大金星を挙げた佐々木元さんに4対1。決勝戦ではMatt Wilhelmさんに0対5で敗れ、惜しくも優勝は逃した。「レベルの高い大会で好成績を残せた。ライディングはいつも通りだったが、運も大きく作用した」と振り返る。

　海外の大会に積極的に参戦する三沢さん。次は3月5日、トロントで開催される「CFO Flatland Unlimited 6」への出場を予定する。「トロントの大会は今回が6回目の出場。プロになって初めて出場した大会で、この大会のレギュレーションに合わせて練習してきた。初優勝を狙いたい」と意気込みをみせる。