新潟県燕市は3月13日、アンテナショップ「えちご燕物産館」(町田市原町田4、TEL 042-850-8283)をぽっぽ町田1階にオープンした。運営は新潟県県央地域地場産業振興センター。
同店は昨年10月に首都圏で初オープンした両国店に続く2店舗。昨年まで営業していた北海道産品専門店「どさんこストア」のスペースに出店した。店舗面積は約60平方メートル。金属洋食器やハウスウエアなどの燕市の地場産製品をはじめ、越後地方の食品などを販売するほか、観光情報も発信する。
同センター担当者は「国内生産9割以上のシェアを占める金属洋食器だが、価格で中国に対抗できない。全国から金属研磨の仕事が集まる特徴を生かした商品開発を行い得意分野をアピールする」と説明する。
開設資金は、国の緊急雇用対策を受けた「新潟県ふるさと雇用再生特別事業」を活用。開設期間は2011年度までの約2年。運営は新潟県や三条市、燕市などが設立した同センターに委託し、職員は燕市内2人と現地1人の計3人を採用した。
取扱商品は、ステンレススプーン(200円前後)と包丁(3,000円~1万5,000円)をそれぞれ約100種類、内面研磨で生ビールのようなクリーミーな泡が立つビアマグカップ(ステンレス製=2,500円、チタン製二重=5,250円)のほか、電子レンジで焼き餅やポテトチップが作れるアイデア商品、元祖柿の種「浪花屋」(長岡市)の期間限定チョココーティング商品、三条名産の車麩、燕産コシヒカリ(2,650円、5キロ)などの越後地方の食品も取りそろえる。
「包丁などの調理道具は地域の食文化に合わせて品ぞろえを変えていく。店頭にはない商品でも、細かいニーズに合わせて産地から取り寄せる。現地の職人による包丁研ぎのサービスもしているので、お使いの包丁をお持ちいただければ」とも。
営業時間は10時~19時。
※2012年に閉店