アメリカンフットボールチーム「相模原ライズ」今季初のホームゲームが5月29日、相模原麻溝公園競技場(相模原市南区下溝)で開催され、ライズは警視庁イーグルスに45対0で勝利した。観客数は1,175人。
相模原市の政令指令都市移行を記念して行われた同試合。試合前、加山俊夫・相模原市長は「ライズが日本一になることを期待し、市民球団としてみんなで応援したい。相模原市は日本のトップを極めるアスリートをつくっていきたい。そのために競技場やトレーニング施設を整備していきたい」とあいさつで述べた。
試合は、ライズがイーグルスを圧倒。6つのタッチダウンを決めた。試合中、チアリーダーズ「SUNS(サンズ)」のダンス、NFLやMLBなどアメリカンスポーツを中心に年間約150試合の実況を担当している近藤祐司さんのライブ解説が会場を盛り上げた。
試合後、クラブ代表の石井光暢さんは「天候には恵まれなかったが、多くの人に集まっていただいた。市民に認知してもらえるように頑張っていきたい」と話す。
ライズは1980(昭和55)年、オンワード樫山が後援するクラブチームとして設立。以後、日本の中心的なアメリカンフットボールチームの一つとなり、1991年と2006年のライスボウルで勝利し、全日本チャンピオンに輝いた。2008年末にスポンサー企業の業績悪化を理由に解散。2009年に市民チームとして復活を遂げている。
ライズは6月6日、國學院大學淵野辺グランド(相模原市中央区淵野辺5)で同大学ラグビー部と「フットボールフェスティバル2010」を共催する。開催は13時から。