「口笛世界大会優勝者のコンサート」と「多人数同時演奏のギネス世界記録に挑戦」企画が6月6日、グランベリーモール(町田市鶴間3)で行われ、ギネス世界記録を上回る330人が口笛の同時演奏に参加した。
グランベリーモール10周年を記念する同企画。コンサートでは、今年5月に中国で開催された国際口笛大会の優勝者4人が演奏を披露。「世界で最も美しい音色を持つ口笛奏者」(司会の口笛太郎さん)のトーモド・ボーゲン・ログネさん(ノルウェー)は成人男性部門優勝者。「誰も寝てはならぬ」などを演奏し、観客を魅了した。
成人女性部門優勝者の柴田晶子さんは、手回しオルゴールを奏でながら「口笛吹きと犬」を演奏。10代部門で初出場・初優勝した東京大学1年生の武田裕熙さん、子ども部門優勝の中学1年生、金井彩衣沙さんも国際大会の優勝曲などを披露した。「子どものころから口笛が大好きで得意だった。口笛はだれでもうまくなるし、(国際大会で優勝する)可能性がある。魅力を伝えていきたい」(柴田さん)。
ギネス世界記録への挑戦では買い物客など330人が飛び入り参加。世界大会優勝者や東京エフエム・パーソナリティーのLOVEさんとともに、「となりのトトロ」のオープニングテーマ曲「さんぽ」をギネス記録認定条件である5分間にわたり演奏した。トーモドさんは「330人の1人として参加することができ、とてもうれしい。美しい音楽を愛する日本人とは心の深いところでつながっているような気がする」と顔をほころばせた。
日本口笛奏者連盟は、同記録をギネスに申請。数カ月後に認定結果が出るという。