ユニホーム姿で「わんわんパトロール」-散歩のついでに治安活動

わんわんパトロール中

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 ボランティアグループによる「わんわんパトロール」が10月から、町田駅周辺で実施されている。

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 「わんわんパトロール」は、犬の散歩のついでに街の治安を守るもので、飼い主は腕章を着用し、不審者などを見つけた場合は110番通報する。警察に情報をいち早く提供することで、犯罪や事故を未然に防ぐ効果が期待されるほか、飼い主と飼い主でない人の人間関係を作ることにも役立つといわれている。この取り組みは全国的に広がりつつあり、世田谷区の「砧町町会わんわんパトロール隊事務局」の調べによると、警視庁管内では31のパトロール隊が発足しているという。

 11月のあるパトロールの当日、原町田大通りの民間交番「セーフティーボックスサルビア」前に、柴犬やパグ、イングリッシュコッカースパニエルのほか、ロシアのボルゾイといった珍しい犬種を含む約15匹が集まった。同パトロール隊の特徴は飼い主が腕章をするだけでなく、犬にもユニホームを着せる点。ユニホームを着た犬たちを囲む女子高校生や買い物客からは「かわいい~」という声や、「何ていう犬ですか」といった会話が飼い主との間で交わされた。その後1時間、小学校の通学路を回りパトロールは終了。参加者の1人は「防犯の役に立つことに加えて、犬同士のコミュニケーションがとれるので楽しい」と話す。

 ボランティアグループの世話役を務める渋谷さんは「犯罪を企てている人は下見をすることが多い。彼らは『地元の人』=『犬を散歩させる人』に顔を見られることを嫌がる。その結果、この地域での犯行を思いとどまる。犯罪が減ったことが実感できている」と話している。

ワンワンパトロール(町田市)

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