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町田の団地でプロ紙芝居師が「防災紙芝居」-家庭防災考えるきっかけに

かこ丸さんの紙芝居の様子

かこ丸さんの紙芝居の様子

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 家庭での防災を考えようとプロ紙芝居師の「かこ丸」さんが6月5日、鶴川団地センター名店街「太陽の広場」(町田市鶴川6)の鶴川バザーで紙芝居を行う。

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 かこ丸さんは町田市在住で国際紙芝居協会(ヤッサン一座)に所属。中途盲目の長男を「楽しく育てた」経験から「アホな会話を武器」に地元の図書館や小学校、病院などを中心に「口演」を行っている。

 今回は東京では初披露となる「火事」がテーマ。主人公のちょっとした気の緩みからボヤを出したり、火事にはなったが命だけは守られてホッとしたり、という3つのストーリーで展開。途中で観客にクイズを出題する。

 「ヤッサン流のオリジナル紙芝居は、よくある教育紙芝居のように『一方的に押しつけて教えること』は一切しないのが特徴」とかこ丸さん。「主人公の失敗をハラハラしながら見て、『この後どうなるか』『どうすればよかったか』などを、ストーリーの中で観客に問いかけ、元気よく手を挙げて答えた意見を皆さんで聞きながら一緒に考え進めていく」と説明する。

 当日、会場には自転車に舞台を乗せる昔ながらのスタイルで訪れ、水あめやカタヌキなどの駄菓子も販売する予定。

 かこ丸さんは「家庭内での火事はちょっとした心掛けで防ぐことができる。今回の大震災で家庭での防災についてあらためて考えた方も多いのでは。地域の子どもたちと防災について一緒に考えたい」と話す。「町田が大好きなので、町田の親子を元気にしたい。その一方で、被災地の方にも笑顔を届ける機会も作りたい」とも。

 防災紙芝居の上演時間は10時30分~11時30分。

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