岩手県交通（岩手県盛岡市、TEL 0120-105339）は11月、町田市を出発地として被災地を巡るバスツアー「がんばれ岩手！ボランティアライナー in 陸前高田」を運行する。

　同ツアーは、被災地での「ボランティア活動」と「観光」を組み合わせた2泊3日の第2弾企画。第1弾は9月～10月にかけて実施し、約200人が参加。参加者からは「被災した職員の話を聞き、貴重な経験もできた」などの声があったという。

　「被災地では震災から半年以上が経過した現在も、ボランティアのニーズが依然として高いにもかかわらず、参加者は減少している。そのため、当社では被災地の復旧復興のため、多くの方々に参加していただけるよう第2弾を企画した」と同ツアー広報担当者は説明する。

　ボランティア活動は、陸前高田市の災害ボランティアセンターを通じて、汚泥のかき出し、がれき撤去、家屋の片付け、物資の仕分けなどを数時間体験するほか、大槌町の在住者に震災時の体験談を聞く。観光では、6月に世界遺産に正式登録された平泉中尊寺や民話のふるさと遠野を訪ねる。宿泊は1日目が車中、2日目が花巻温泉のホテル。

　「岩手の温泉に泊まり観光施設に立ち寄ることで、被災地の復興に寄与できるものと考えている。多くの方にご参加いただければ」（広報担当者）。

　旅行代金は2万3,000円（4人以上1室）～3万3,500円（1人1室）。出発日は11月19日・22日・25日。募集人員は毎回40人（最少催行人員25人）。1人から参加可能。